2015年3月30日月曜日

最終回 「12か月で巡るインド・マサラ会 Season 2 」 記録♪

بســـــــــــــــــم الله الرحمـــــــــــــــــــن الرحــــــــــــــــیم.

           السلام عليكم




 最終回の「12か月で巡るインド・マサラ会 Season 2 」

朝から雨が降りましたが、お昼過ぎにはピタッと止み、花も草木も優しい雨に濡れて瑞々しい夕方、






お昼営業しながらよくぞ準備間に合った、
ビーフ カチ ビリヤニ!!!!!
生米と火を通してないマサラに漬けられた牛肉を層にして
上から炭、下からガス火(本来炭火)でじっくり丁寧に炊かれた
伝統的な製法のビリヤニ♪

次々に焼き上げられるカバブ達

「最終回 マハラジャ・エクスプレス!!東洋のオリエント急行へご乗車!!」
去年にやったエクスプレスとは全く趣が違い、かなりムガル宮廷料理を意識してます。

お客様ひとりひとりがマハラジャ・マハラニ♪

本日のメニュー
最後に感謝の気持ちを込めたメッセージと
Nurulの直筆サイン入り♪
 
こんな感じが今回の会のイメージ♪
この映画、必見☆



スターターは 甘くてねっとり 安納芋ポタージュスープ(写真無)

カバブ盛り合わせ
初ガツオ サルソン キ カバブ
カルミカバブ
ラム ダルチニ カバブ
竹の子パコラ
カチュンバルサラダ

この日に合わせてコルカタでタワ(鉄板)と卓上コンロ購入!!
すんごい素敵です☆
初ガツオ サルソン キ ティッカ…マスタードシードとそのオイルをベースにマリネされた初ガツオの炭火焼

 カルミ カバブ…カルミ(胸肉、厳密に言うとササミ)だけを使ったマライカバブ。カシューナッツや生クリームでマリネして下焼きし、さらに卵を纏わせて焼き上げた技ありカバブ!何が技ありかと言うと、だいたい胸肉ってパサパサな仕上がりになることが多いですが、このカバブは本当に胸肉か???と言いたくなるぐらいしっとりジューシー! 手間暇かければこんな仕上がりになるのです!

ラム ダルチニ カバブ…フランス産ラムラックをダルチニ(シナモン)ベースのマリネ液にじっくり漬け込み焼き上げた甘い香りの上品なカバブ!

今が旬の竹の子パコラ…とっても新鮮な竹の子が来たので、さっと下茹でしただけ、ベサン(ヒヨコ豆粉)でフリッターにして香ばしさとコリッとした食感を楽しめます!ほんと、季節ものなので今だけの味わい❤

カチュンバルサラダ…インドではド定番のサラダ☆今回はアーリーオニオン・コリアンダー・豆苗ベースでシャキシャキ感はもちろん、コリアンダーリーフの香りとオニオンのピリリ甘が味わえる春のカチュンバル♪

 カバブを楽しむための脇役も脇役にならない贅沢さです!!!!!!

メインディッシュを仕上げるNurul
とっても新鮮なバナナの葉っぱのお皿がもう…素晴らしい!!

Curry
ナワビ テングリ マサラ
メロニ タルカリ
ビーフ カチ ビリヤニ
ビーツライタ
アロエ アチャール
パパド
プディナ ディル ナン

全部が乗ったこのお皿、片手では持てないずしっとくる重さ!!
 なぜならビリヤニだけでも3人前分、盛られてます…。

ナワビ テングリ マサラ…色的にはナワビ テングリ サフラーニのようですが、味わいは全然違います!!コルマのようなナッティーでコッテリ感もありません。 ナワビ(王)、宮廷風鶏脛肉マサラ、今夜だけの特別カリーのひとつ。

メロニ タルカリ…色んなお野菜の炒め煮カリー。タルカリはネパールの定食、ダルバートのサブジのひとつでもありますね。 ネパール風ではなく、ただいま日本の旬野菜をふんだんに使った唯一無二の特別仕様カリー(茄子・人参・金時草・ブロッコリー・竹の子・コリアンダー)

1年物のアロエアチャール…お漬物を仕込むのが最近の楽しみのようにNurulもGaffarも面白い食材で作ってくれるのですが、アロエアチャールも秀逸!! これでアチャーリーとか…ええなぁ❤

ビーツライタ…ビリヤニは必ず!!!!!!!!!!!!!ってくらい定番の付け合わせ、ヨーグルトのサラダ、ライタ。
しかし、ビーツライタは今回どうしてもKyokoがしてほしかったライタ!!!!!!!! インドじゃごく当たり前のようにビーツのカリーやライタ、サラダ、サブジが食べれるのに日本では新鮮なビーツが手に入るのは、京都でも難しい。いえ、難しかった!!たまに発見してもあまりにも高くて手が出せない。
しかし、強力な協力者がいて下さるからこそ今まで絶対無理やろうとあきらめてた食材も用意できるようになるなんて…ほんと夢のように嬉しい。
 肉料理にはビーツは最高の組み合わせ!!
恐ろしく鮮やかな赤い色のこのお野菜、食べる血液と言われるのもわかる☆
 土のような滋味深い香りとほんのり甘い味わいは酸味の強いNOORANIのヨーグルトにはぴったり合います!
 ビーツだけで語りますが、本当にビーツ大好きっこKyokoにとって、ビーツを混ぜ込んだピンク色のライタは特別!!
「これ着色されたんですか?鮮やかすぎません?」とか言われたりしましたが、断じてそんなことはしてません。
自然なピンク、ビーツライタは超レア!!! ※たまにNOORのサモサでもビーツサモサになる時があります。
 Kyokoなぞ、このライタをバケツいっぱい抱えるようにして食べたいぐらい好きですリラックマ*゜ のデコメ絵文字毎日食べてもええリラックマ*゜ のデコメ絵文字

ビリヤニも相当な量ですが、やはりナンはカリーに合わせて食べてほしいな…ということで、ミックスハーブナン(プディナとディール)
 肉系カリーにも野菜カリーにも合います、ライタをディップにしても堪りません❤

ボリューミーなメインディッシュになることはわかってたので、今回参加されたお客様にフードコンテナを持参することをオススメしたのですが、無理して完食せずに持って帰ってもらいたかったのは、2日目のビリヤニの変化をさらに楽しんでほしかったのです。

 何度かこれまでのビリヤニ会でも聞いてましたし、自分も思ってましたが、2日目味わいがびっくりするほど変化するのです。

 バスマティライスに肉やマサラの旨みが程よくしみ込み、とんがってたスパイス感が特上の芳香はそのままに、美味しさがまたぎゅっと濃縮されたようになるのが、2日目以降の深い味わい。

なので、出来れば食べきらずに好きに持って帰ってもらって次の日に各お家でビリヤニの香りを部屋に充満させて余韻にひたってほしかったな…というのも実はちょっとした裏技だったのですが、強者数人は全て完食!!!!!!!!!!!

 それはそれで驚きつつ、 細い人が完食されるとやはり羨ましい限りです。

デザート
オレンジソアンパブディ
マサラ ティラミス
前夜に肩壊しそうなほど生クリーム泡立てて、マスカルポーネと挽き立てマサラで作ったティラミス
Nurulが買ってきたこれまたレアなオレンジの香り際立つソアンパブディ(インドの綿菓子)

摘み立て蒸し立ての茶葉で入れたマサラチャイで〆!!

本当に良い葉っぱは青く柔らか!!
火を通すと少し青い香りがまた堪りません☆

全てが片付き、今日のスタッフで深夜の打ち上げディナー


じゃじゃーーーーーーーーん♪
残り物乗っけもりワンプレート
そしてビーツライタはみんなにちょびっと盛ってあげて
後はもちろん独り占め!!
食べてみて初めて知った驚き、ラム ダルチニ カバブ…齧りついた瞬間、ふわっとシナモンの香りがマサラな世界に引き込み、肉の旨みとともに噛めば甘味がぶわっと際立つ!
 こんなラムチョップは初めてです!!!!! めちゃくちゃ美味しい!!!!!!!!!!!!!!
許されるなら5,6本はむしゃぶりついて食べたいですが、当然許されるわけないので、Kyokoの妄想。

この人もビリヤニこの量をペロリ!!
本当によく頑張ってくれました!!

Kyokoだけではこの会はもちろん出来なかったし、Nurulだけでも難しい。
たくさんの協力があってこそ、面白そうだし、食べてみたいと参加して下さった皆様がいてくれてこその 2年に渡る 「12か月で巡るインド・マサラ会」、Season2も3月29日で最後となりました。

最後は、できるだけこれまでずっと参加された方にもズキューンと胸打つようなパンチある内容にしたい!
ビーフビリヤニにしても、今までのビーフビリヤニとは全く違う味わいを楽しんでもらいたいという気持ちで徹底的に内容を考え、色んな方にお願いして助けてもらったり、Nurulにも難題を押し付けたりして、時には深夜にぶつかり合った。←殴り合ってないですよ!ほんまにパンチされんで良かった。

 終わってみれば、本当に何よりも自分たちも楽しめて、貴重で大きな経験をさせてもらいこの会を開催させてもらえて感謝してます。

 最後のお料理食べる時に、お料理にも「美味しいよ~、ありがとう」と感謝。

3日間ぐらい睡眠時間削ってお料理を作りこんでくれた親方、Nurulにも感謝。

 まず、この人がいなかったらこのような体験はできなかったですから、彼とビジネスパートナーでいられたことはKyokoには幸運の何ものでもない。


ありがとうございました☆

Masha'Allah